2015年5月21日木曜日

アイオワシティ 洪水のお話②:その時、Iowan達はどう対応したか

 この洪水騒動で、非常にIowan達(アメリカン達)に敬意を表した出来事が、幾つか
ありました。日本でも災害時等、人々の助け合う姿が話題となり、世界からも称賛
されることがあります。この洪水の時の、Iowan達の助け合う姿など思い出してみます。

① やるべきことを、全員でやる!

ビルディングに浸水することが確実になった時、学生から教授から全員で、土嚢を
積んだそうです。(前にも書きましたが、めちすけはこの時、会社の採用試験でIowa
Cityを離れておりました) 結局浸水はしたんですが、彼らの頑張りがあったからこそ、
被害を最小限に食い止めることが出来たんでしょう。

http://www.hinkletown.com/iowaflood081 より

② 日常を変えない!(良い意味で)

めちすけがCeder Rapidsの空港に着いたとき、普段Iowa Cityに向かう時に使う
I-380という高速道路は、その大部分が水に浸かっていました。
ここはある意味、Ceder RapidsとIowa Cityを繋ぐライフライン的な存在です。

友達に迎えを頼もうにも、普段使う道路が水没しているので来られない。
なのでめちすけは、空港からレンタカーを借り、Iowa Cityの営業所で乗り捨てる
ことにしました。その時空港のレンタカーオフィスで、Iowa Cityのオフィスは大丈夫
なの?と聞くと、ふつーに"Yes, they're opening" とか言うんです。

ホンマかいなと思いながら、一旦下道でデモイン方面に向かい、それから南下して
I-80に入り、3時間くらいかけてIowa Cityに入りました。
そして、Iowa Cityのオフィスに車を返しに行くと…

開いてる。

なんというか、足首くらいまでは水に浸かるレベルで、電気も来てないのに、開いてる。
恐る恐る、車、返しに来たんですけど…というと、薄暗いオフィスでもお姉さんが笑顔で
OK!Thanks!と。帰りにHyVeeを覗いてみましたが、やっぱり普通に開いてる。
(HyVeeに関しては、立地もよかったんでしょうか、電気も来ている)

③ お見舞いが早い!

前にも書きましたが、めちすけの家に避難命令が出ていて立ち入り禁止だったため、
色んなものが置きっ放しでした。
しかも立ち入り禁止の立て看板には、"入って撃たれても文句言えません"とか書いて
ある。なので、モノを引き取りに帰ることもできない。(コッソリ行きましたがw)

その状況を知ってか、研究費を出してくれているスポンサーから、速攻でお見舞いメール
が届き、困ったことがあればいつでも言って来いとオファーしてくれましたし、研究に
必要な物品をFedexで届けてくれたりしました。

また、車の保険会社(Progressive)も直ぐに連絡をくれ、保険金を支払う用意があるので
被害状況を送ってくださいというメールがありました。
運良く高台に避難させていたため、無傷でしたが、これも有難かった。

④ 見ず知らずでも、助け合う!

避難させてもらっていた家の子が、カフェでバイトしてました。
そのカフェも浸水の危機で、冷蔵庫など避難させなければいけない状態だったので、
めちすけも助けに向かいました。

そしたら、全然知らない人たちも一緒になって、店のモノ運んでるんです。
で、OK、Good luck haha~ とか言いながら立ち去っていく。
これはスゲーなと思いましたし、さりげないのがまたカッコいい。

浸水したビルは、こんな感じで中を乾かします。

http://ericstoller.com/blog/2008/06/21/university-of-iowa-flood-update/


また、水が引いたあとはちょうど夏だったので、虫が湧いて困りました。。。

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