2015年1月26日月曜日

留学に至った理由

 「余は如何にして留学生になりし乎」
なんて言ってみましたが…めちすけが留学に至った理由には、以下のような背景が
ありました。

大学2年生から3年生に上がる前の春休み、縁あってアメリカに3週間ほど行く機会を
得ました。LA→San Diego→Arkansas→Washington D.C.→Boston→San Franciscoと
渡り歩き、LAではPomona College, ArkansasではHendrix College, Washington D.C.では
Univ.Delaware、BostonではMITを訪れて一部では授業も受けさせてもらいました。
(当然チンプンカンプンでした)
その時は、アメリカもいいなあと思った程度で特に留学しようとも思いませんでした。

めちすけは工学部だったので、3年生になると実習やら何やらが多く、こりゃあ大学院に
行かないと世間に通用しなさそうだなと感じたのを覚えています。4年生になると、運良く
希望の研究室に配属となり、卒論の準備をしつつ大学院入試の勉強を始めました。

で、その7月だったかな…転機が訪れました。指導教授の共同研究相手(アイオワ大学
の教授で、留学時代の私のボスとなる先生)が日本に来て、うちの大学で打ち合わせを
やりました。めちすけはその時、会場やレストランの手配、来られたゲストの駅までの
送迎をやっていました。大学院入試の当落線上だったので、「勉強さしてくれよ!」と
イライラしながらも、自分なりに拙い英語でお相手をしました。

で、その先生が別れ際に"Why don't you come to Iowa?"とか何とか言ったんです。
その時は社交辞令だと思って、ワハハ、イエースとか適当に応えていました。
その後、一旦はそのことを忘れ引き続き勉強を続け、その甲斐あって大学院に無事
合格しました。
その1週間後くらいだったと思います。

合格の余韻に浸っていためちすけの元に、そのアイオワ大学の教授からメールが
届きます。

「あの話、どうなった?本気で考えてくれたかい?」



…!!!











当然焦りますし、揺れました。
正直、理系の大学院生で修士課程まで行けば、当時は学校推薦枠も豊富で、ほぼ
間違いなく有名企業と呼ばれる会社に就職できる道がありました。
The 安定な未来でした。

でも、ハテと思ったのです。このまま、The 安定の道を俺は歩んでいいのかい?と。
めちすけが大学院入試の勉強をしていた頃、修士課程2年生の先輩方は、授業も
そこそこに就職活動をしていました。修士課程1年生の先輩方は、卒論から解放
されてバイトを再開していました。これを見ていて、思ったんです。

このまま大学院生になっても、道は見えてる。多分、修士1年目はバイト&授業という
大学生の延長のような形で終わる。修士1年目の終わりから2年目の7月前くらいまで
は、就職活動を延々と行う。若しくは、学校推薦で何の苦も無く内定が取れてしまう。
で、8ヶ月程度修士論文のための研究をして、大学院を修了する…

この、「先が見えちゃってるぅー!」という感覚に違和感を覚えたわけです。
このままでいいのか?と。
研究がしたくて大学院に進んだのに、実質研究に費やす時間は2年のうち8ヶ月程度。
本当にそれでいいのか俺?

こう思った時点で、めちすけの心は決まっていました。
「どうなるか分からんが、先は見えないほうが面白い。研究も出来そうだし。」
なので、アイオワ大学の教授には

「宜しくお願いします。TOEFLの勉強、やります。」

とメールを出し、学部の指導教官にも相談し、アイオワ大学留学を決めたのです。
ただ、博士課程まで行くのか?という不安はありました。
その不安も、学部の指導教官も

「君が帰ってくる頃には、間違いなくその分野で日本一になってるよ」

との言葉で、払拭とまでは行きませんが、そういう心持ちになりました。
以上のような経緯があって、余は留学生となったのです。

2015年1月25日日曜日

Iowa Cityで品質の良い食べ物を手に入れる

 Iowa Cityは、中西部の田舎町です。Hy-Veeのような量販店で、よい品質のモノも
買えはするのですが、Hy-Vee, Asian Marketの繰り返しを1年・2年続けていくと、
どうしても飽きます。
めちすけは、給料日になって少し懐に余裕が出来ると、ちょっと珍しい店に行って
食料品を仕入れていました。薄給ではあったのですが、あまりお金を使うことも無かった
ので、その辺りの店を冷やかす余裕もあったわけです。以下、非常にお気に入りだった
お店を4店舗紹介します。

1.New Pioneer Coop
→"ニューパイ"と呼んで、重宝していました。ここのパンは絶品ですし、テイクアウトの
スープも美味しい。珍しい日本酒(私が居た時は、国造という栃木の酒を売っていたり、
梅酒もありました)があったり、基本的に取り扱っている野菜から何まで全て、オーガニック
製品です。NewPi会員になると、1年に1回会費を払うのですが(会員でなくても買い物は
出来ます!)、その余剰金割戻し的なものがあって、20ドルくらい戻ってきたりします。
また、会員割引もありました。

ここの肉は鮮度が良くて美味しいです。卵は、唯一生で食べられるQualityのようです。
間違ってもWalmartの卵を生で食ってはいけません!
店舗は、Iowa City内に小さい店が1店舗、Coralvilleに大きい店が1店舗あります。
下の地図は、Coralville店舗のものです。


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2.Bread garden market
→もともとは、Old capitol mallの向かい側にあるパン屋さんでした。それが、2008年
くらいに"Organic store作るゼ"とか言って、ダウンタウンはpedmallのド真ん中に大きな
店舗をオープンしてしまいました。お値段は高めですが、NewPiに売っているオーガニック
商品は、大概売っているのではないでしょうか。
ここのケータリングのサラダは絶品(すこしビネガーがきつめ)ですし、ブレッドボール
スープ(固いパンの中をくり抜いて、中にスープを入れてくれる)は大好物でした。
いつも、器のパンまで完食したためカロリーオーバーでした。。。


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3.John's grocery
→これも、ダウンタウン(中心ではなく、ちょっと北側?)にあるお店です。
特にオーガニックってわけでもないんですが、昔住んでいた家から徒歩圏内にあった
ため、コンビニの感覚で利用していました。値段は高くもなく安くもなく、普通です。
この店で特筆すべきは、置いてある酒類の多さ!!

Iowaの地ビールから、全米各地のビール、輸入物ワインまで相当種類が豊富です。
どれだけ豊富かというと、逆にネットショッピングで全米に売っちゃうほど。
余談ですが、ここは酒とタバコ買う時に、年齢チェックをきっちりやります。めちすけも
やられました。多分店主がちゃんとした人なんでしょうね。
ニセ身分証明書を使って、酒やタバコを買おうとした21歳未満の学生どもが捕まる
率が異常に高い店で、どのくらい高いかって言うと、店に"Hall of shame (アホの殿堂)"
という張り紙にリストアップされてるほど。


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4.Fareway grocery
→ここは特に、オーガニックな店でもなければ、酒の種類が豊富なわけでもありません。
肉の種類が豊富、かつ新鮮なのです。Sheet sliceと注文すれば、薄切りのハムが手に
入ります。店員さんが、なぜか買い物袋を駐車場まで運んでくれるサービスがあります。
チップ渡したこと無いけど、よかったんだろうか。


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みなさんも、他の店を開拓してみてください!
おまけですが、Indian food(冷凍のが美味い!)が豊富な店があったりします。
インド人の盟友に教えてもらったのが帰国する1年くらい前だったのが、残念
すぎます。Indian and Asian groceryという店で、インド映画のDVDがレンタルでき
ます。インド映画って、意外と面白いのな。言葉全然分かりませんけど。
↓こちら!


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Iowa City・Coralville地域での日用品の買い物 -2-

 Iowa City・Coralville地域で、Asianテイストなもの(ふりかけとか、そういうの)を手に
入れるには、2つ店があります。今はネットショッピングも発達しているので、ネットに
頼れば大概のものは、割と安く手に入れられるかもしれません。
とはいえ、近くにこういう店があると重宝します。

1.East&West(東西商会)
→yelpによると、現在は"Asian market"という名前に変わっているらしい。
日本のお米、お菓子、炊飯器、調味料、インスタント食品、納豆やウドンといった
冷凍食品が調達可能です。店主さんは韓国の方で、本当に親切なおばちゃんです。
(店主さんが変わっていなければ…ですが。)
暑い日に買い物に行くとアイスをくれたり、日本に帰省するのか、早く嫁貰えなど
世話を焼いてくれたりと、懐かしいです。運がよければ、シカゴから仕入れている
であろうアンパンが買えます。妻は、そこのアンパンが大好物だったようです。
お店の横が韓国料理屋さん(Aoeshi)で、日本料理も出してくれます。
おばちゃんには申し訳ないけど、日本料理はあんまり…
でも、韓国料理は美味しかったです。


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2.Chong's supermarket
→旧East&West(現Asian Market)よりも、何となくクリーンさに欠けるお店でしたが、
品揃えはそこそこでした。ただ、ここで売っている野菜のQualityには疑問が残り
ました。Asian tasteのものは、日本・韓国以外のものでインド・タイ・東南アジア系の
品物もそこそこ売っていて、客層もその辺りの方が見受けられました。
東南アジア向けのCalling card(安価なテレホンカードみたいなもの)も、ここでかなり
売られていた記憶があります。
店員さんは、Asian Marketよりも愛想はなく、淡々とした感じ。店の規模が大きいから
でしょうかね。


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Iowa City・Coralville地域での日用品の買い物 -1-

 Iowa City・Coralville地域には量販店も有りますが、地域に根ざしたちょっと珍しい
お店もあります。それらのお店も追々紹介していきたいと思いますが、まずは良く
使うであろうお店から。

1.Hy-Vee
→後述のWalmartよりも品質が良く(10段階で、Walmartを3とすると、Hy-Veeは
7くらいかなと…個人的には思います)、Iowa City・Coralville地域に5店舗くらい
あります。めちすけがよく使っていたのは、8th Streetのお店です。このお店の
organicコーナーにある卵(プラスチックパックのもの)は非常に鮮度が良いです。
Waterfront Dr.のお店は、酒売り場(確か、専用冷蔵庫があったはず)に珍しい
ビールが売っていて、たまに買ってみていました。日本の食パンチックなパン
(テキサストースト!)を、初めて教えてもらったのもこの店だったなあ。


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8th StreetのHy-Veeは、同じ敷地内にガソリンスタンドが併設されていて、今は
どうか分かりませんが、お互いにサービスを行っていました。ガソリンを入れると、
Hy-Veeで買い物をする時の割引チケットを貰えるか、Hy-Veeで買い物をすると
ガソリンスタンドの割引チケットを貰えるか、どちらかだったと思います。


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Waterfront Driveのお店は、同じ敷地内にTax Treatment(確定申告)用の代理店
があったり、レンタルDVDのお店(Blockbusterだったかな)があります。

2.Walmart
→安かろう悪かろうなんですが、確かにモノはたくさん売っています。Iowa Cityおよび
Coralville周辺には、Walmartが2つあります。1つは、Highway 1沿いにある小規模店舗
(と言っても日本の駅前イトーヨーカドーくらいはあります)、もう1つは、Coralvilleにある
いわゆる"Super center"です。以下は、このSuper centerについてです。


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ここには、自転車・アウトドア用品・スポーツ用品・眼鏡屋など、ありとあらゆる店舗が
1つのWalmart内に入っています。車の部品や、日曜大工品・肥料・ネコの餌…と、
ここには書ききれません。めちすけは、最初にここに来た時はカルチャーショックでした。
また、この店には車の整備工場も付いていて、エンジンオイルの交換や、ちょっとした
修理もやってくれます。

だが!どれもこれも品質は良いとはいえません。
アメリカ人のルームメイトにも、"まともなモンが食いたきゃ、Hy-Veeにしとけよ"と忠告
されるほど。便利とlow qualityが隣り合わせなので、使い方次第かと思います。

車の保険について

 運転免許も取得、車も購入、あとはアメリカの車社会に馴染んでいくだけなんですが、
その前に必ずやっておかなければいけないことがあります。
それは、保険への加入です。保険に加入しないまま車を使うのは法律違反ですし、
万が一その状態で事故を起こすと、莫大な賠償金(冗談でなく数億円単位など)を払う
可能性があります。

車の運転は、海外旅行傷害保険でも扱っていないことがありますので、現地に住んで
車を所有するならば、必ず車の保険に入ることをお勧めします。
保険のおもなオプションで、めちすけが当時入ってた、若しくは入っていたほうが良かった
と今思うものは、以下の通りです。
以下の定義は、あくまでも私の解釈に基づきます。
あながち間違ってもいないと思いますが、正確を期すためには、それぞれの保険会社で
確認したほうが良いと思います。

・Liability
→自賠責保険のようなもので、自分の怪我・車の修理等に保険は出ないけど、相手の
怪我・車の修理等には保険が出ますよ、というもの。これは必須(というか、入っていない
と法律違反)です。

・Medical
→医療保障です。交通事故で、自分が怪我をした際にも保険が出るものです。

・Uninsured/underinsured bodily injury
→もし事故にあった場合、相手が保険を持っていない/あるいは保険を持っているが
その補償額が低い場合、こちらの治療・修理等にかかったお金に保険が出ます。
車の保険にお金を使いたくない人は、保険を掛けていても、その補償額が少ない場合が
あり、また法律違反を知っていながら保険に入っていないことが、少なからずあります。
そういった人間に事故を起こされると、必要以上に迷惑ですので、安心のためこの
オプションを付けていました。

・Collision
→交通事故に起因する、車両修理を補償するものです。Medical同様、大事だと思います。

・Comprehensive
→交通事故以外に起因する、車両修理を補償するものです。
これは甘く見ていたんですが、Iowa Cityでは意外と重要だったことが分かりました。
1つ目は、Iowaを含む中西部は竜巻およびそれに付随する雹(hail)被害が少なくないこと。
hailは、結構大きなものが降ると車の屋根やボンネットを凹ませ、板金に持ってかないと
いけないこともあります。板金費用もバカにならないので、そういう時にこれを使います。
2つ目は、Iowa Cityが意外と洪水(flood)に弱いこと。
めちすけが居た期間にもfloodが起こり、2008年にはIowa Riverが大氾濫。職場からも
自宅からも避難命令が出て、1ヶ月くらい家に帰れなかったことがあります。

当然、車も水に浸かった…と思いきや、色々と幸運が重なって(これは別の機会に…)、
愛車は被害を逃れました。ただ、保険会社からは"大丈夫か!?"という連絡が直ぐに
入って、なかなか迅速な対応じゃないかと、その会社をご贔屓にした経験があります。

・Roadside assistance
→日本のJAF的なサービスと思えば良いでしょう。ただ、そのJAF的なものはアメリカにも
あります(AAA:トリプルエー)し、邦人向けサービスもあります(Premio Carlife Support)。
特に必要ないんじゃないかと思いました。

めちすけが、留学中使っていた保険会社は、以下の2つです。
最初State Farmにしていましたが、Progressiveの方が安いし対応も良いので、Progressive
に変えました。どちらも、ネット上で申し込みが出来て大変便利です。

Progressive
StateFarm

ほんと、車を買ったその日にでも、保険に入っておくことを強くお勧めします。
友達の女の子は、免許取った次の日に、アクセルとブレーキを踏み間違え、
アパートの駐車場の壁に突撃するというマンガの様な事故をやりました。
保険に入っていなかったので、壊れたバンパーをそのままにして走っていましたが、
怪我が無くて何よりだったと思っています。

Iowa Cityで車を買う

 Iowa Cityダウンタウンに住むのであれば、車を買う必要は無いのかもしれませんが、
学生寮にでも入っていない限り、遅かれ早かれ自分の車を買うことになるのではない
でしょうか。

めちすけは無謀にも最初"車無くても何とかいける!"とか思っていて、特に車を買おう
とも思っていませんでした。最初の頃住んでいたところはダウンタウンの北側で、家から
徒歩3分くらいのところにスーパーマーケットがあったからです。
Cambusのバス停にも徒歩5分くらいで行けたし、自転車あったし、特に不便を感じなかった
からです。

しかし!そのスーパー、2ヶ月くらいで潰れやがったんです。
そのスーパーが潰れてしまったからには、もう買い物行くには高速乗ってCoralvilleに行くか、
ちょっと離れているオーガニックスーパー(モノは良いが、高い!)に行くしかない。
無いと生活できない訳ではありませんでしたが、あった方が便利。という状況になったため、
購入に至りました。

購入の方法には主に2つあり、

1.個人売買
2.ディーラー・車屋さんに行って買う

があります。今回は、上記の"2"について思い出してみます。
新車を買われる方は、Toyota, Honda, VWのディーラーがありますので、そこに行って
買われると良いと思います。新車な訳ですから、中古車を買うような注意は必要なく、
ボられないように注意するだけです。多分。

以下に、中古車の買い方を述べます。
新聞の折り込み広告や、Hwy 1, 2nd Street沿いを走っていると、中古車ディーラーが
幾つも目に入ると思います。そして、実際に展示されている車も。
気に入った車があると、店の人に頼んで試乗させてもらう(店の人に運転してもらって、
助手席に乗るのでもOKです)。同時に、その車の"VIN number"を控えておくことです。
VIN numberとは、車ごとに振られた要は車個別の識別番号で、1つとして同じものは
ありません。

VIN numberを含め、中古車購入に役立つサイトを以下にご紹介します。

1.CARFAX.com
→上記のVIN numberを使用して、自分が買おうとしている中古車の事故履歴を
調べることが出来ます。メーターの巻き戻し、隠された事故履歴を教えてくれない
(もしくは聞かれない限り教えない)ディーラーは、たくさん居ます。
なのでこのサイトを利用して、売買交渉をする前に、欲しい中古車の情報を得ておく
ことで、適正な交渉が出来ます。不良車(="lemon car"と呼ばれます)か否かも、
このサイトで調べられます。どうも、国?が管理している中古車データベースにアクセス
してるようです。

→自分が買おうとしている中古車のスペック(年代、内装、設備機能、外装)を入力
すると、現在の市場でその中古車が、どの程度の価格で取引されているかを教えて
くれます。ここでレポートしてくれる価格を基準として、実際の販売価格とつき合わせ
その価格が適正であるのか、安ければ理由は何なのか、高ければ付加価値は何
なのかを聞き、売買交渉を行います。

つまり、CARFAX.comで事故履歴を調べ、Kelly Blue Bookで基準取引価格を調べ、
自分の懐具合、そのディーラー独自に提供してくれるサービス(3ヶ月保証、1年無料
点検期間等)と相談しながら、欲しい車の折り合いを付けていくという流れです。
またどれだけ情報を持っていても、ディーラーにボられては意味がありませんので、
出来れば英語が堪能な方(現地の友人など)に一緒に行ってもらうと、心強いでしょう。

車の個人売買についても、交渉相手がディーラーか個人かの違いだけです。
Carfax, Kelly Blue Bookの情報は、必ず持っておいたほうが良いですし、交渉には
可能であれば英語の堪能な方に同行してもらうのも一緒です。

ディーラーと異なるのはむしろ事務手続きで、

・購入前の性能チェックを、必ず自分で行う
・購入前の不具合修理・オイル交換等の交渉を行う。
・サイン入りのレシートを必ずもらう(相手方、自分方へ1部ずつ)
・タイトル(車の所有権)の移行を、自分で行う
(タイトルと、ナンバープレートは異なります!ナンバープレートは、"license plate"
といいます。)

といった作業が伴います。タイトルの移行は、少しでも怪しい(というか、書類上のミス)
があるとすぐハネられて、腹立たしい思いをした記憶もありますが、まあ自分でやる
のならばその辺りも覚悟しておいたほうが良いと思います。
何の問題も無く済むことも多いんですけどね。
ちなみに、ここで行えます。

Johnson County Treasurer

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タイミングの良い方は、帰国する日本人の方からそのまま買えたりしますが、
ほんと運とタイミングじゃないでしょうか。

ちなみにめちすけは帰国の際、来たばっかのイラン人のボンボンに売って帰り
ました。きちんとメンテしていたこと、そして売った相手がボンボンだったためか、
超すんなり売れて良かったです。
やはり、金持ち喧嘩せずということでしょうか。。。

懐かしのGolf君。めちすけの相棒でした。-20℃の雪の日でも力強いエンジンで、
職場とアパートとを行き来してくれました。
最近EVやHybridやら出ていますが、ヌルイわ。
車ってのは、ガソリン炊いて走るもんなんだよ!


Iowa Cityで運転免許を取る -2-

 Iowa Cityの運転免許試験は、

・筆記試験
・視力検査
・実技試験

の3段階です。筆記試験は、タッチパネル式スクリーンで、択一式の問題をどんどん
解いていく方式です。問題は、誰が受けようとも英語で出題されています。
(近年は留学生・移民の増加に伴い、対策の問題が複数言語で公開されていたり、
筆記試験自体の言語を選ぶことが出来たりするようですが、Iowa Cityがそれらに
対応しているかは分かりません)

問題は、Iowa City DoT公式アプリ(iphone/ipad)からダウンロード出来、どこでも練習
出来るようになっています。
が、
まずは、Iowa Driver's Manual(運転免許ルール等を記載した、公式マニュアル)なる
ものに目を通してから、問題の練習に移ったほうが良いと思います。
最新(2015年版等)は、運転免許センターに足を運んで直接もらうことが出来るでしょう。
(ウェブサイトにアクセスできれば、ほぼ間違いなくそこからダウンロード可能)
過去のものでよければ、公式サイトのここに載っています。

過去の日本人の方が作成した過去問マニュアルがあれば、1番いいのですが、あれは
今でも存在しているんだろうか。あれば、それを使うのが1番の近道です。

問題には、日本で言うところの"引っ掛け問題"的なものは出題されませんが、Iowa
ならではの問題(農道でトラクターを追い越す時のルール等)が、たまに出題されます。
その意味でも、Iowa Driver's Manualには目を通しておいたほうが良いと思います。

筆記試験にパスれば、その足で視力検査に進むことが出来ますし、視力検査にパスれば
そのまま実技試験に進むことが出来ます。
筆記試験に合格しておいて、後日実技試験を受けに来ることも可能ですし、その手続きも
すぐに出来る仕組みとなっています。

実技試験には当然車が必要になりますが、レンタカー・知人の車、どちらでも構いません。
大事なのは、試験に使う車にきちんと保険が掛けられているかどうか、です。
実技試験実施前に、車に掛けている保険証明の提示を求められますので、事前に準備
が必要です。

実技試験では、

・安全確認(出庫、右左折、バック等)
・歩道の手前やstop signの前で、ちゃんと止まれるか
・右折左折
・ハイウェイ(高速道路ではない)での車線変更
・縦列駐車(parallel parking)

といった、最低限の運転技術をチェックされます。試験官が助手席に乗っての試験ですが、
指示は口頭で非常に分かりやすく出してくれますので、英語での試験だからといって心配
する必要は、全くありません。また、指示が分からなければ聞き直しても、相当に酷くない
限りは何回も教えれくれますし、減点対象にもならないようです。

土曜日の朝に受けに行くと、住宅街を走るコースを設定してくれるようで、あまり複雑な
ルートを通る必要が無く、受かりやすいなんて評判も聞きました。

Iowa City DoTで試験を受ける際、意外とチェックされて落とされるのが、運転免許試験
センター内から外の道路に出る時です。歩道を横切って外の道路に出るわけですが、
その歩道の手前で止まらないと、一発でアウトになるようです。
また、駐車場でエンジンをかけ、バックで出る際の安全確認が出来ていなくても、一発
アウトになった例があります。

縦列駐車は、2回くらいやり直して成功すれば、落とされることはないようです。
右左折のポイントで、一時停止が出来ないと減点対象です。
日本方式で、踏み切り手前で一時停止して落とされた人も居たようです。
Iowaでは、踏み切り手前での一時停止は必要ありません。

実技試験の練習は、大学の駐車場でやっていました。(めちすけの友達3人も、そこで
一緒に練習して一発合格しました。) お勧めは夜で、殆ど交通量も無いし、駐車場とは
いえ何となく道っぽいので、きちんと練習できますし右側通行にも慣れることが出来ます。
そのコースは、ここです。


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地図中、クロッツ・テニスコートを挟んで、Hawkeye Park Rd.の左側に、大きな
スペースが見えると思います。ここはCambusも停まる大学の駐車場です。
ここで夜練習を積み、週末に運転免許試験を受けに行く、そしてめでたく受かって
"信頼と実績のめちすけドライビングスクール!"とか言いながら祝い酒を呑んだ
のは、いい思い出です。

次回は、車の保険についてです。

Iowa Cityで運転免許を取る -1-

 運転免許証は、出来るだけ早く取っておきたいアイテムの1つです。日本と同じく、
運転免許証は身分証明書として様々な契約、物品の購入の際に使う場面があります。

制度が変わっている可能性も十分にありますので、運転免許を取る際に必要な書類
に関する情報は、Iowa Cityの運転免許センターで確認する必要があります。

運転免許センター:(Iowa City Department of Transportation)

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website 1(公式):公式websiteは、この記事を書いている時点では日本から何故か
閲覧することが出来ません。アメリカ本土内だと大丈夫なのかも?

website 2(非公式):非公式ながら、必要書類等に関する情報が載っています。

めちすけが居た時代は、留学生の免許取得には以下が必要でした。

・パスポート
・I-20(もし大学生/大学院生であるならば、これが必須)
・住居証明となるもの(電気・水道等の請求書など、本人自宅宛に送られてくる郵便物)
・Social Security Number (SSN)

パスポートおよび住居証明は必須です。
I-20は学生ならば必須で、運転免許証の有効期限はI-20の有効期限に合わせて発行
されます。
SSNに関しては、めちすけの居た頃は普通に発給されていたので、SSNの取得には
何の問題も無かったのですが、いつ頃からか、SSN取得自体が難しくなった時期がある
ようです。現時点でSSNが必要か否かは、直接運転免許センターに行って確認する
のが、1番早いでしょう。

最近のニュースでは、Iowa州はアメリカ国内で先駆けて、電子運転免許-即ちスマホ
アプリで運転免許証が表示出来るようなシステムを導入するとのことで、もしかすると
これからIowaに留学される方は、このシステムのお世話になるかもしれませんね。

運転免許を取るまでの繋ぎとして、日本に居る間に、国際運転免許証を是非発行して
もらい、留学に持ってきておかれることをお勧め致します。
実は直接の知り合いではありませんが、国際運転免許証に関し笑い話というか、呆れ話
というかがあります。

Iowa Cityに留学された方で、何回受けても(10回以上!)運転免許試験に受からなかった
方がおられたそうです。お金に余裕がある方だったそうで、心が折れたようで、半年だか
1年だかに1回、国際運転免許の更新だけのために帰国していた方が居たとのこと。
貧乏学生だっためちすけには、何だかなあといった話でした。

次回は、免許試験の実際についてです。

2015年1月2日金曜日

Iowa Cityで銀行口座を開く -2-

 口座を開く際に必要なものは、

・身分証明書(パスポート or USA発行の運転免許証)
・口座に入れるお金(Deposit)
・Social Security Number (SSN)→後出しでも良いことがあります
・自らの住所を証明する書類(自分宛に来た郵便物等)→後出しでも良いことがあります

です。窓口に行って新規開設したい旨を伝えると、大体個室に通されて、係りの人と
1対1で話をしながら、書類作成を進めていきます。
その際、色々と専門用語(でもないんですが、まあ初めて耳にする言葉)が出てきます。
めちすけは事前に

Checking account:当座預金(利子が付かない)
Saving account:普通預金(利子が付く)
Personal check:個人小切手。まとまった額の支払いには、未だに使われてるんでしょうか?
Checking accountから引き落としのものを作っておくのが良いでしょう。
Debit card:日本のデビットカードと同じ。口座の残高の範囲内で、決済可能。(手数料無し?)
PIN:Perfonal Identification Numberで、Debit cardやATMカードのパスワードのこと。

くらいしか、調べて行かなかった(行けば何とかなるとか思ってました)のですが、
何とかなりました。色々勧められたんですが、「必要最小限」「興味あったら、また来ます」
とか何とか言って、ちゃっちゃと作ってもらった記憶があります。30分程度で済みました。
係りの人も「こいつ金持ってないな」と思ったんでしょうね。さっさと解放してくれました。
アメリカの公立大の平均的な学部生・院生なんて、まあそんなものです。

毎月給料はChecking accountに振り込んでもらっていました。
家賃、光熱費、電話代等の引き落としも全てChecking。
で、余ったお金はSavingに移していました。要は、貯金=Savingとして使っていました。
Saving⇔Checkingのお金のやりとりは、ネットバンキングで行っていました。
確か、Saving→Checkingのtransferには回数制限があったと思いますが、それは銀行毎
によって異なるかもしれません。

日本の銀行と違うのは、通帳が無いことです。代わりに、"statement"と言って毎月の
お金の出入りが、月1回、郵送/メールで送られてきます。メールの方が便利です。
ドライブスルーATMが、そこかしこにあるのも、車社会のアメリカならではでしょうね。

ATMに、1日の引き出し限度額があるのは日本と同じです。
渡米して最初の頃(家が決まった辺りから、家具家電を買うあたりまで)は、それなりに
出費もあると思います。それまでにDebit cardが出来ていれば良いのですが、出来ていない
場合には、Personal checkで乗り切るか、現金を予め引き出しておいて乗り切るのが良い
と思います。

アメリカでの銀行口座開設一般に関しては、このページも非常に参考になると思います。

Iowa Cityで銀行口座を開く -1-

 いつまでも、まとまったお金を手元に置いておくのは、いくら安全なIowa City
といえども良くありません。また、家賃の支払い・給与の振込み等にも必ず使う
ため、銀行口座は家が決まったならばなるべく早く、開いたほうが良いと思います。

最近ではネットバンキングも手軽に使える環境だと思いますが、特に初めて口座
開設等を行う場合は、窓口のある銀行を選んだほうが、何かと得策だと思います。
お金のことは、誰でも神経質になり易い。その際、カスタマーサービスに電話して
良く分からない英語を聞くよりも、窓口でface to faceでやり取りをした方が、結局は
物事が早く進むことが多いと考えられるからです。

Iowa Cityにある銀行は、以下の通りです。情報に抜けは多々あると思いますが、
何かの参考になれば幸いです。私が使ったことがあるところのみ、示しています。

1.University of Iowa Community Credit Union (UICCU)
→めちすけが、最後までお世話になった銀行です。運営母体がアイオワ大学なので、
個人的には1番信頼していました。口座開設に必要な書類も、融通してくれる(足りな
い場合は、後日提出すればよい等)ことがあります。ネットバンキングも基本的な機能が
揃っていて、普通に使う分には全く苦労しません。
off-campusにも窓口が幾つかあり、為替発行等も手早くやってくれます。

2.Hills Bank and Trust Company
→最初に使った銀行がここでした。ダウンタウンのど真ん中に、窓口があります。
サービスは良くも悪くもなかったです。入金する際、トラベラーズチェックに延々と
サインした覚えがあります。今なら、もっとスマートな送金/換金方法があるんですが、
2003年当時はまだTCに頼っていました。口座開設も、確かアイオワ大学の学生で
あれば、優遇措置があったと思います。(今はどうか分かりません。)
Iowa Memorial Union (IMU)の中にも窓口があることからも、アイオワ大学と関係の
深い銀行であることが分かります。

3.U.S. Bank
→日本で言うところの、大手銀行といったところでしょうか。
当時、Iowa Cityからヨーロッパに出張する機会があったのですが、その際必要な
外貨(デンマーククローナ、DKK)がその場で両替できる辺り、さすが大手です。
口座開設をしたことはありませんが、寄らば大樹の陰…とでも言うのでしょうか。
ここを使っている友達は多かったです。

4.Wells Fargo
→ここも、日本で言うところの大手といって良いと思います。
海外送金等に慣れているイメージですが、Iowa Cityには窓口が1個しかなく、また
UICCU, Hillsに比べ、街に良くあるATMでお金を下ろす際も手数料がやや高いです。

5.その他
→West bank, Midwest one, StateFarm等がありますが、使った経験がありません。
StateFarmのみ、一時期使ったことがありますが、店舗が無いので苦労した覚えが
あります。

上記で言うと、1.&2.が地方銀行、3.&4.が大手銀行のイメージです。
私見ですが、留学は期間限定(3~6年程度)のことが多いです。
とすれば、よっぽど高給取りで無い限り資産形成等を気にすることなく、普通口座で
お金を安全に管理する&なるべく安い手数料でATMからお金を出し入れすることが、
銀行に求める機能ではないでしょうか。

そういった場合は地方銀行で十分ですし、ATMへのアクセス・在学生への融通等を
考えれば、UICCUは本当にお勧めです。